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可視光応答型光触媒による水の完全分解からの高効率水素生成

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 勝又 英之  三重大学, 大学院工学研究科, 助教
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は、太陽光エネルギーを高効率で利用可能とし、水溶液から水素を製造するための可視光でも触媒作用を発現する光触媒の開発を行うものである。水素生成光触媒としてチタン酸ストロンチウム系及び硫化カドミウム亜鉛系について検討を行った。特にCd0.3Zn0.7S光触媒が、Na2SO3/Na2S混合水溶液からの水素生成に優れた活性を示した。その水素生成量は、7時間の可視光照射後11mmol/gに達し、平均水素生成速度は、1.7mmol/h-g(最大生成速度は1.9mmol/h-g)であった。さらに、Cd0.3Zn0.7Sに助触媒として金属硫化物を担持すると水素生成活性が向上することを見出した。水素生成量、水素生成速度共に約2倍の活性を示し、Cd0.3Zn0.7Sへの金属硫化物担持が極めて有用であることが分った。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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