生体由来物質の薄膜化による新しい燃料電池電解質の開発
研究責任者 |
松尾 康光 摂南大学, 理工学部生命科学科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は生体由来物質を用いた安価でかつ廃棄処理の問題等をクリアにした環境にやさしい新しいバイオ燃料電池に関する研究開発である。本研究の課題目標は主としてコラーゲンを用いた燃料電池電解質の薄膜化を行い、従来までの生体由来物質を用いた燃料電池出力密度(0.2mW/cm2)を向上させることである。本研究の実施により、(1)さらに発電能力の高いコラーゲン膜を選定、(2)表面処理、(3)電池として機能しうる力学的強度を保ったまま、従来の薄膜よりも十分に薄いコラーゲンの薄膜化を実施し、従来までの出力密度を約30倍も上回る燃料電池を作成できることがわかった。
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