光化学オキシダント抑制に直結する大気中揮発性有機化合物診断法の開発
研究責任者 |
松本 淳 首都大学東京, 戦略研究センター, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 大気試料のオゾン反応性測定装置の実用化を目指し、(A)装置の性能向上、(B) 共存NOx 干渉の把握・低減、(C)装置のコンパクト化と実試料の計測試験、を目標とした。研究開発の結果、(A) に関しては当初目標の0.0001 s^-1 の桁の検出下限を実現した。(B) に関しては、NOx 共存 VOC 標準試料に対する装置挙動を調査し、数十ppbv レベルのNOx が存在する場合には、NOx同時測定による補正が有効であることが示された。(C)に関しては、装置等をラック・シャーシに収納したうえで植物放出試料の計測試験を実施し、実試料測定への実用性を示した。
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