CO2透過性アクアポリンの機能利用による高効率CO2固定能をもつ作物の作出
研究責任者 |
且原 真木 岡山大学, 資源植物科学研究所, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 低炭素社会の実現と食糧/バイオエネルギー増産とに貢献する技術の創出を最終目標として、植物の細胞膜でのCO2透過性を担う膜タンパク質・アクアポリン分子を活用して植物CO2固定能力を高効率化することを本課題で目指す。具体的にはCO2透過性を有することが明らかにされたアクアポリン分子種において、そのタンパク構造中でCO2透過特性を決定している部位とアミノ酸の種類を特定することをめざして特定することができた。今後該当アミノ酸を置換してCO2透過性を向上させた改変アクアポリンを選抜して、そのようなアクアポリンとその機能を利用することで、高効率CO2固定能をもつ作物の作出と植物生産性向上への展望が拓かれる。
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