研究責任者 |
田中 利男 三重大学, 大学院医学系研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 我々が独自に見出した新しい腫瘍血管新生阻害薬ターゲットについて、モデル動物ゼブラフィッシュ血管内皮細胞に加えヒト血管内皮細胞においても重要な役割を果たしていることを明らかにし、ヒト病態への外挿性を確立することを試みた。すなわち種差を超えた相同遺伝子の類似した機能を、証明した。 具体的には、新規腫瘍血管新生ターゲット候補であるTRIB2遺伝子またはZMYND8遺伝子の培養ヒト血管内皮細胞での発現レベルの定量と、ヒト血管内皮細胞における遺伝子機能を解析した。すなわちモデル動物だけではなく、ヒト臨床でも機能していることを検討し、ヒト臨床応用への可能性をさらに明らかにすることにより技術移転力を強化した。
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