研究責任者 |
永浜 政博 徳島文理大学, 薬学部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | ガス壊疽は、ウエルシュ菌などの細菌が傷口から感染し、毒素が作られガスを発生しながら全身に急速に感染が進行し、ついにはショックとなり死亡する疾患である。先の中国・四川大地震で、約3万5千人の致死率の高いガス壊疽患者が発生した。作年、東日本大震災が発生し、ガス壊疽の脅威が今後もおおいに考えられる。我々は、ガス壊疽の原因毒素であるα毒素の遺伝子組換え変異毒素の精製に世界で初めて成功した。そこで、ガス壊疽予防に有効なワクチンの開発を目標として、無毒な変異毒素を作製し、ガス壊疽感染症の予防に優れた効果を有するワクチンを「感染症予防ワクチンの非臨床試験ガイドライン」に沿って開発する。
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