より安全なマスク保持方法に適した新たな麻酔用マスクの開発
研究責任者 |
田中 克哉 徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | これまで我々は独自に開発した全身麻酔時のマスク保持方法(GL)の有用性を報告し、GL法で持ちやすい独創的なマスクの試作を行ってきたが、顔面と接触する部分をカフ状構造にすることができなかった。本研究の目的は、カフ状構造でGL法に特化したマスクを試作し、それによる換気が従来のマスクでの換気より有効であることを示すことであった。研究の結果、カフ状構造のGL法に特化したマスクは作成できた。臨床試験の結果は、呼気炭酸ガス分圧波形から評価すると換気が困難な症例で我々のマスクによる換気方法が優れていた。圧分布を比較する試験は今後行う予定である。今後の展開として、協力企業とともに量産化に向けた研究を予定している。
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