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重金属及び放射性セシウム吸着能をもつ海藻炭の製造法の検討

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 豊原 治彦  京都大学, 農学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要炭焼き施設の海藻炭製造のための低温焼成炉としての利用可能性を検証した。打ち上げ海藻と芯ワカメを原料とし、200°Cと300°Cで焼成した海藻炭を製造した。これらの炭を用いて、市販セメントのブリージング水中の六価クロムの吸着試験を行った結果、目標通り、いずれの海藻炭も環境基準(0.05mg/L)以下に低減することができた。放射性セシウム汚染土壌の洗浄水(8944Bg/kg)について、吸着試験を行ったところ、当初の目標であった300Bg/kgを大きく下回る値にまで低減することができた。また、貝殻炭と橄欖岩を加えて固化することにより、これら有害物質の完全な不溶化を確認した。本研究の結果、海藻炭の実用化が可能となった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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