ヒエを用いた活性型ビタミンB6の簡易定量キットの開発
研究責任者 |
渡部 保夫 愛媛大学, 農学部, 教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | グルタミン酸脱炭酸酵素(GDC)のグルタミン酸からγアミノ酪酸(ギャバ)への変換反応を基本として、この反応の必須因子である活性型ビタミンB6(ピリドキサールリン酸)の量を定量する技術の開発を目標とした。ヒエ粒を酵素源とした反応系を用いてギャバ生産量とPLP量の間で検量線を作成できた。測定感度に関する数値目標もほぼ達成できた。このPLPの検量線を用いてハカダ麦ヌカに含まれるPLP量を計測できた。ヒエ粒GDCの熱安定性について試験し、反応温度を50°Cに高め、短時間測定について検討した。現在、測定は主としてギャバ量についてアミノ酸分析装置で行っているが、より簡便なギャバーゼを用いた酵素法による分析について検討した。
|