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受精阻害機構を利用したほ乳動物の産み分け技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 南 直治郎  京都大学, 大学院農学研究科, 准教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要ほ乳類においては産仔の性を決定するのは精子である。精子に含まれる性染色体がXであれば雌、Yであれば雄が生まれる。雌雄の産み分けは家畜に応用できれば非常に大きな効果が期待できるが、ほ乳類においては完全な産み分け技術は確立していない。そこで本課題では雌雄を産み分けるためにXあるいはY染色体に受精を阻害する遺伝子を導入して、組換え遺伝子を持った精子が受精できない仕組みを開発する。また、遺伝子産物が細胞間架橋を通過して隣接した細胞に移動しない仕組みの開発も必要である。この2つの仕組みを組み合わせた遺伝子を性染色体に組み込むことによってこの技術は完成する。さらには、遺伝子導入した性染色体を持つ精子は受精できないことから、生まれてくる個体は遺伝子組換え個体ではないという大きなメリットもある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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