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次世代核酸医薬への応用を目指した人工siRNAの設計

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 浅沼 浩之  名古屋大学, 工学研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要siRNA活性の低下を伴わずにアンチセンス鎖を選択的にRISCに取り込ませることを目的とし、アゾベンゼンをD-threoninol(TN)を通じて導入した人工siRNAを構築した。アゾベンゼンのsiRNA内における導入可能部位を網羅的に検討した結果、センス鎖の5’端から数えて2~8残基にアゾベンゼンを導入することで、アンチセンス鎖を選択的に取り込みつつ高活性化することに成功した。またNativeのsiRNAではセンス鎖の取り込み率が95%であったのに対し、5’端から数えて7残基目にアゾベンゼンを導入したところ、siRNAの高活性化とセンス鎖の取り込み率を30%にまで抑制することに成功したことから、当初の「センス鎖の取り込み率を未修飾のsiRNAの1/2以下に抑制」という目標を達成することが出来た。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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