膜透過性ペプチド結合型の「タンパク質創薬」に関する実用化研究
研究責任者 |
日高 將文 東北大学, 農学研究科(応用生命科学専攻), 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 我々は、リン酸化タンパク質の構造・機能を制御することで様々な生命現象に関わる酵素・Pin1に着目し、細胞中のPin1量を制御することが、タンパク質のリン酸化が引き金となる癌やアルツハイマー病に対する予防・治療へつながると考えている。本研究開発は、Pin1に膜透過性ペプチドを融合した人工タンパク質を開発し、Pin1を細胞内に取り込ませる蛋白質薬剤として応用することを目標としている。本期間(平成23年12月~平成24年7月)では、Pin1に融合する膜透過性ペプチドの検討、「膜透過性ペプチド融合型Pin1」を1グラム合成すること、を最終目標に設定し研究を行った。今後は、タンパク質の大量生産を目指した培養系・精製系の確立を目指す。
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