癌転移に呼応して作用する新規DDS材料の転移抑制効果の検証
研究責任者 |
児島 千恵 大阪府立大学, 21世紀科学研究機構 ナノ科学・材料研究センター, 特別講師(テニュア・トラック講師)
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 癌は日本の死因の第一位である。その治療技術の向上において癌転移の抑制は非常に重要である。我々は、癌転移を抑制する新規DDS材料として抗癌剤結合高分子包埋コラーゲンゲルの作製を行った。そして、このDDS材料は、ヒト乳癌のモデル系では、転移性の高い腫瘍細胞に対して選択的な薬理活性を示すことを明らかにした。しかし、その転移抑制効果はまだ明らかになっていない。本研究では、抗癌剤に対する感受性が高く、かつ、短期間で転移するマウス大腸癌細胞を用いて、そのin vitroにおける抗腫瘍効果及び転移抑制効果について検討した。
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