石膏型圧力鋳込みによる複雑形状セラミックス成形の実現
研究責任者 |
蒲地 伸明 佐賀県窯業技術センター, 陶磁器部, 特別研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、複数の鋳込口を利用しながらもスラリーの流路を自己判断機能を持った弁機能により制御し合流線のない成形体を得ることができる新しい圧力鋳込成形技術の確立を目指した。実験計画法により圧力鋳込み制御因子の成形体に与える影響を確認すると同時に本技術の有効性について確認した。さらに、弁機構の改良による耐久性の向上や作業性の改善を行った。結果、複数の鋳込み口を用いながらスラリーの合流線のない高密度化した成形体を得ることに成功し、本技術を実用化可能なレベルまで高めることが出来た。本技術により、従来技術では成形不可能であった複雑形状の成形体でも充填不足や合流線が発生することなく安価に成形することが可能となった。
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