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発生異常や発がんの原因となるエピミュータジェンを探索するためのアッセイキットの開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 八木 孝司  大阪府立大学, 公立大学法人大阪府立大学理学系研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要エピジェネティクスは突然変異によらない後天的形質発現変化として発生や発癌に関わる。ヒトの06-メチルグアニン-DNA-メチルトランスフェラーゼ(MGMT)遺伝子はそのプロモーターのGpC部位のメチル化によって発現が制御されている。MGMT遺伝子の発現を指標にして、CpG部位の脱メチル化を起こす化学物質(エピミュータジェン)を緑色蛍光によって探索できるバイオアッセイ法を考案した。今回、代表的な物質である5-アザシチジンを処理すると細胞の緑色蛍光が5倍以上増すことが確認できた。そこで、このアッセイ法の安定化と最適化を行ってアッセイシステムを確立し、他の化学物質のエピミュータジェン活性をスクリーニングする。これによって発生異常や発がんを起こす可能性のある、新たなタイプの化学物質が探索可能となる。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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