偏光双安定VCSELを用いた光周期回路による超高速・高機能光クロック信号発生器
研究責任者 |
片山 健夫 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 10GHzを超える光クロックの発生は、半導体レーザの直接変調では困難であり、間接変調では外部回路が複雑で高価になる。そこで偏光双安定VCSELの発振光の偏光を90度回転して戻す簡便な光学系で、自己偏光スイッチング動作を実現し、高速光クロックの発生を行う。高速化のためにVCSELと外部ミラーの間隔を狭くした場合、光学系の機械的安定性が重要になることを明らかにした。厚さ8μmのポリイミド薄膜1/4波長板とハーフミラーを用い、それらをVCSELのマウントと一体化することで機械的な安定性を増し、外部共振器長13.1mmの光学系で繰り返し周波数5.1GHzの光パルスを実現した。
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