胸部悪性腫瘍に対する標的化リポソームを用いた治療法の開発
研究責任者 |
大橋 俊孝 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 肺癌、中皮腫、大腸癌はいずれも治療抵抗性の疾患である。特に、各疾患とも発見時には肺転移を含む血行性転移、リンパ行性転移などを認める進行癌で手術不能である場合が多く、化学療法が治療の主体となる。現在の化学療法による治療では、劇的な予後改善効果は得られていない。そのため、新しい効果的な治療法の確立は急務である。 申請者らは、本研究で悪性腫瘍細胞に選択的に集積するアクティブターゲティングリポソームの確立を目指し、必要な抗体の精製とマウス皮下腫瘍モデル作製を23年度中に達成した。24年度にはマウス皮下腫瘍モデルにおける蛍光内包リポソームの集積評価を行った。
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