研究責任者 |
作井 正昭 富山大学, 理工学研究部, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究では、制御回路を用いなくても受動素子のみの簡素な回路構成で風車の最大出力が得られる新しい風力発電装置を開発した。本発電装置は、汎用の永久磁石形三相同期発電機に、低回転時の出力を担う既に開発していた三相三倍電圧整流回路と、高回転時の出力を担う一般的な三相ブリッジ整流回路の直流出力電圧の異なる2種類の整流回路を並列に接続したものであり、能動的な制御を行うことなく風車の最大出力特性である3乗曲線に近い特性が得られることをシミュレーションおよび模擬実験によって確認した。今後は、実証実験により有効性の立証を目指す。また、本発電装置は、風力のみならず流量が変動する小水力発電装置としても適用可能である。
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