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ベンズインドロイソキノリン型抗ガン剤候補分子の合成と生理活性

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 石橋 郁人  長崎大学, 水産・環境科学総合研究科, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要研究責任者等は、トポイソメラーゼI阻害に基づく抗がん活性を有する海洋天然物ラメラリンをモデルとして、新規な抗ガン活性化合物BBPIを創製した。本化合物は、ラクトン部位を有しているため、生体内で加水分解され、in vivoでは十分に効果を発揮しにくい可能性がある。本研究では、構造修飾をさらに進め、ラクトン部位をピリジン環に変換し生体内での安定性を高めたベンズインドロイソキノリン(BIIQ)型のアナログを合成し、生理活性を検討した。BIIQの培養がん細胞に対する増殖阻害活性は期待したほど高いレベルではなかったが、ラメラリンやBBPIと比較して優位に高いトポイソメラーゼI阻害活性を持つことが確認され、BIIQ骨格が新規抗がん剤開発のためのスカフォールドとして有望であることが示唆された。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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