AKRインヒビターを用いた頭頸部癌放射線化学療法効果増強法の開発
研究責任者 |
椎葉 正史 千葉大学, 医学部附属病院, 講師
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | シスプラチンに対する耐性機構は頭頸部扁平上皮癌治療の主要な障壁となっている。この耐性の分子生物学的メカニズムを明らかにするため、我々はシスプラチン感受性扁平上皮癌細胞株とシスプラチン耐性扁平上皮癌細胞株の遺伝子発現プロファイルを行った結果、シスプラチン耐性株においてaldo-keto reductase 1C (AKR1C)の発現上昇を確認した。AKR1C阻害剤を用いる事でシスプラチンの抗腫瘍効果が増強されたため、頭頸部領域で標準的治療となっている放射線化学療法に応用を試みた。
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