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熱帯性食用ナマコの産卵誘発ホルモンの解明と種苗生産技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 吉国 通庸  九州大学, 農学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本課題は、熱帯性食用ナマコの代表種であるハネジナマコの産卵を誘発するホルモン活性を解明し、同ナマコの人為産卵誘発技術の開発をめざす。ハネジナマコ周口神経を含む口器組織抽出液中に、培養下の卵巣組織から成熟卵の排卵を誘発する活性を検出した。同活性は酢酸酸性下で口器組織より効率よく抽出され、熱安定性が高い分子量数千~10,000程度の成分であった。液体クロマトグラフィーにより2つの活性画分に分離され、それぞれの構成成分が数成分程度になるまでの精製を完了した。今後、それら全成分の構造決定、化学合成と合成化合物の活性検定を経て、二つのホルモン活性成分の本体の解明が可能であると思われる。また、卵巣組織の周年顕微鏡観察により、天然の産卵期を8-9月と特定した。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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