脂肪酸受容体GPR40特異的化合物のin silico予測手法の確立と、新規創薬候補化合物の探索
研究責任者 |
平澤 明 京都大学, 薬学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 脂肪酸を検知する生体内のセンサー分子として見出されているGタンパク質共役型脂肪酸受容体に関して、その中でもGPR40は代謝調節、特に糖尿病、メタボリックシンドロームの治療標的分子として期待されている。メタボリックシンドローム治療薬の候補化合物として極めて大きな価値を持ちGPR40に特異的に作用する化合物を効率的に探索するための手法として、コンピュータ上での化合物との相互作用を予測するドッキングシミュレーションのシステム構築を行った。これを用いて、新規の化合物の活性予測をin silicoで系統的に行い、また実験により候補化合物の活性測定をしたところ、GPR40に特異的な化合物としてNCG75が得られた。
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