近赤外線光センサの極限的精度向上を目的とした次世代信号解析ソフトウェアの実装化技術の開発
研究責任者 |
廣林 茂樹 富山大学, 大学院理工学研究部(工学), 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 申請者が発明した極限的な周波数分解能を有する信号解析技術NHA(Non-Harmonic Analysis)を使って、光計測センサシステムに組み込むためのソフトウェア技術を開発する。NHAは、計測信号を最も正確に解析する方法で、これまでの周波数分析法に比べ10万~100億倍以上の精度の向上があり、従来法では可視化できない僅かな変化もとらえることができる。本研究では、特に光ガスセンサや、断層撮影技術の一つであるOCT(Optical Coherence Tomography)などに使われる人体に無害な近赤外線に対し、その波長帯域に起因する計測精度の限界を大幅に改善する計算技術を確立し、ハードウェアの機能限界を大幅に向上させる次世代型光計測センサシステム技術の獲得を目的とする。本研究期間では、これら計測装置に組み込むための信号解析ソフトウェア技術を開発し、実装化を試みる。
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