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解体コンクリート有効利用のための重金属分離技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 探索タイプ

研究責任者 河合 研至  広島大学, 大学院工学研究院, 教授
研究期間 (年度) 2011 – 2012
概要本研究は、解体コンクリートの再生過程において発生する微粉処理の問題を解決すべく、微粉に吸着・含有される恐れのある重金属を微粉から分離・回収することによって、解体コンクリートの有効利用の促進を目指すものである。これを達成するため、微粉に含有される重金属の80%分離・回収を目標とし、研究期間を鑑みて重金属の対象は鉛に限定して研究を実施した。その結果、鉛が吸着したセメントペースト試料は、CaCl2・2H2O溶液中で鉛を脱着し、CaCl2・2H2O溶液濃度が35%~40%のとき、吸着量の70%を脱着することが明らかとなった。このことから、セメントに吸着した鉛の分離・回収が少なくとも70%までは可能であることを明らかとし、当初目標に近い結果を得ることができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2016-04-26   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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