バイナリ型回折凹レンズのレンズアレイ化によるLED平面光源の開発
研究責任者 |
元垣内 敦司 三重大学, 大学院工学研究科, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究は、バイナリ型回折凹レンズの配光制御に関する問題点を解決し、LED照明用配光制御レンズ素子の実用化を目指すものである。実用化に必要な研究開発目標のうち平成24年度は、当初23年度の研究成果を踏まえ、レンズを複数個並べたレンズアレイ化を行う予定であったが、レンズ1個での性能を更に引き出すために、平成23年度に作製した構造変調型バイナリ型回折凹レンズの中心部に第2レンズ構造を組み込んだレンズを作製し、0次回折光の更なる抑制と大面積での光の広がりが実現できるようになった。今後は、小型な光学系を必要とする照明器具や植物工場などの大面積での配光制御が必要な照明機器への応用を検討することと、このようなレンズをナノインプリントや射出整形で作製するための金型作製技術などの確立などが必要になると考えられる。
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