浮遊細胞の継続的な形態観察および分子計測を目的とした培養システムの開発
研究責任者 |
大嶋 佑介 基礎生物学研究所, 大学共同利用機関等の部局等, 研究員
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 浮遊細胞を培養条件下で捕捉して、生細胞のラマン分光分析や蛍光イメージング解析を行うための手法、および同一の浮遊細胞を継続的に観察するための培養システムの開発研究である。顕微鏡観察システムに応用できる汎用性の高い浮遊細胞観察システムを構築し、ヒト急性骨髄性白血病細胞の長時間観察および同一細胞でラマンスペクトルの経時的変化の計測に成功した。培地循環や温度制御システムを搭載したシステム化によって、ES/iPS細胞の分化モニタリングや抗がん剤の評価、がん迅速診断など医療分野への応用、そして細胞工学に基づいた産業応用を目的とした新しい技術として実用化していく。
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