研究責任者 |
渡邉 信久 名古屋大学, シンクロトロン光研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 近年の蛋白質結晶構造解析では、創薬ターゲット等結晶化が困難な微小結晶に放射光X線を照射する.高輝度X線は結晶に損傷を与えるため、液体窒素温度で測定する.通常は不凍液処理が必要であるが、処理条件の確立には困難な試行錯誤を伴う場合が多い.本開発研究では申請者が保有するダイヤモンドアンビルセルによる蛋白質結晶加圧技術を活かし、比較的安価かつ安全で、不凍液処理が不要な蛋白質結晶凍結技術を開発し、大手創薬企業等の研究を補助する実用ツールとすることを目的とした.蛋白質結晶を試作装置内にマウントした後高圧状態に保持し、そのまま液体窒素中に浸漬して急冷することで結晶にダメージを与えずに凍結可能なことを確認した.
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