突風災害の低減に向けた小スケール乱流検出手法の開発
研究責任者 |
山本 真之 京都大学, 生存圏研究所, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | レンジイメージング(RIM)とオーバサンプリング(OS)を組み合わせた高レンジ分解能大気乱流観測技術(RIM-OS)の開発を通して、大気レーダーによる鉛直スケール100m程度の小スケール大気乱流の検出を実現した。観測システムの構築にあたり、RIM-OSに対応した高速信号処理を実施できる安価(従来の1/10の価格)かつコンフィギュラブルなデジタル受信機の開発にも成功した。開発したデジタル受信機を既設のUHF帯大気レーダーに付加し、RIM-OSを用いた大気乱流の連続測定を実施した。連続測定結果を用いて小スケール大気乱流検出におけるRIM-OSの有効性を示し、さらに企業・ユーザーに対して開発成果を示すことで、開発技術の実用化に対する見通しを得た。
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