金属空気電池の二次電池化に向けた導電性酸化物空気極の開発
研究責任者 |
湯浅 雅賀 九州大学, 総合理工学研究院, 助教
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 金属空気電池の二次電池化の実現のために、従来の電極材料であるカーボンの代替材料としてLaNiO3に着目し、LaNiO3粒子の微細化およびナノ構造制御により、充放電可能かつ高性能な空気極の開発を目指した。電流密度50mA/cm^2における充電-放電間の電位差を、現状の0.8 Vから、0.5 V以内に縮小することを目的とした。平成24年度においては、平成23年度に引き続き更なるLaNiO3粒子の微細化について、メソポーラスシリカ内の細孔を反応場としたLaNiO3微粒子合成を利用して取り組んだ。その結果、昨年度の取り組みよりもさらに比表面積の大きなLaNiO3の合成に成功し、目標値(充電-放電間の電位差 0.5 V)の達成に前進することができた。
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