研究責任者 |
西野 秀郎 徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2012
|
概要 | 本研究は、円周ラム波を用いて配管の減肉を高精度に計測する手法において、計測位置近傍に存在する溶接線が計測精度低下に与える影響を科学的に説明し、高精度に計測する方法を提示することで、実用化へのハードルを除去することにある。結果として、円周ラム波が円周軌道から斜めに伝搬する不要信号により計測が困難になることをモデル計算と実験から明らかにした。また本モデル計算を利用することで斜め不要信号を含有する場合でも、30μm程度の誤差の高精度で減肉計測できることを明らかにした。また、更なる精度向上には、センサーの中心周波数を校正することが必要である可能性を示し、その点を将来の重要な仕事と位置づけた。
|