分光計測と赤外線画像解析による漢方効能評価システムの開発
研究責任者 |
小川 恵子 金沢大学, 附属病院, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | (1)目標 漢方薬による?血改善効果を簡便にモニターできるシステムを構築し、分光計測と赤外線撮影から改善度を評価するための基準を確立することを目指す。 (2)達成度と今後の展開 金沢大学附属病院内でのデータ計測が、同病院の倫理委員会により許可された。そのため、患者への十分な説明と同意の下、分光測色計と赤外線血流計を用いて測定を開始した。これらのデータを基に、分光測定データ、赤外線画像解析データと臨床所見との相関関係および、各々の治療経過における変化を解析した。結果として、測定データのばらつきが少なかったため、信頼性のあるデータを取得できるシステムを構築できたと評価できる。しかし、対象数がまだ少ないため、有意な結果は導けなかった。今後も研究を継続することにより、分光計測と赤外線撮影から?血の改善度を評価するための基準を確定することを目指す。
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