次世代型L-アラニン発酵生産を目指したL-アラニン排出輸送体の発現制御機構の解明
研究責任者 |
米山 裕 東北大学, 大学院農学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 本研究はL-Alaの発酵生産の促進を目指し、大腸菌の新規なL-Ala排出輸送体YgaWの発現制御機構の詳細を解明することを目的としている。本研究においてygaW遺伝子上流域に存在すると考えられる制御領域を同定するためにβ-ガラクトシダーゼを利用したレポーターアッセイ系を構築し評価した結果、ygaW遺伝子の開始コドンより180 bp~240 bp上流に制御因子の結合部位と考えられるシスエレメントが存在することが明らかとなった。さらに、大腸菌のグローバルレギュレーターに注目しygaW遺伝子の発現におよぼす影響を検討した結果、ygaW遺伝子の発現が一つの因子の欠損によって上昇したことから、ygaW遺伝子の発現はこの因子によって負の制御を受けることが明らかとなった。
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