マイクロ波印加酸浸出法によるテレビ用ブラウン管ファンネルガラスからの迅速鉛抽出の研究開発
研究責任者 |
吉川 昇 東北大学, 大学院環境科学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | これまでと同様に、実験室的な規模の実験(マイクロ波出力1kW)を継続する。基礎的な(マイクロ波加熱に必要な)物性値の測定を行うとともに、浸出反応速度に関して種々の条件での測定を行った。このような基礎的な速度データを得ることにより、プロセスのシミュレーションへの入力データとしての活用が期待されている。マイクロ波印加と通常外部加熱における浸出速度の相違を明らかにする。 更に次のステッップとして今後実用化のための溶液循環型装置を目的とし、実験室レベルの溶液循環系を試作し、研究を行う。現在、封鎖系で強酸を用いて浸出実験を行なうことにより99%の浸出率が達成できている。酸濃度、実験条件と浸出率の関係を今後精確に調べる予定である。
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