研究責任者 |
廣田 俊 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2011 – 2012
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概要 | 研究責任者は、光応答性架橋修飾基を用いてペプチドの構造を光制御することにより、その機能を光制御する技術を開発した(2006年PCT出願、2010年日本特許登録)。本技術では、光照射によりペプチド構造を変化させ、ペプチドを不活性型から活性型へ変換させる。この光制御技術を生体内で利用すれば、DDSなど医薬分野への応用も可能となる。そこで本課題では、生体内でペプチドやタンパク質の機能を制御するために、光応答性架橋修飾基を用いてペプチドやタンパク質の細胞膜透過性の光制御を目指した。タンパク質の細胞膜間輸送の光制御までには至っていないが、評価系を確立し、膜間輸送の光制御の検出が可能となった。
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