工業用ナノ粒子の健康および環境における潜在的リスク管理に関する研究
研究代表者 |
宮澤 薫一 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, 研究員
|
研究期間 (年度) |
2011 – 2014
|
概要 | 本研究は、工業用ナノ粒子が健康および環境に及ぼす潜在的な影響を研究し、リスク評価・管理のための基盤整備を進めることを目的とする。日本側は、フラーレンナノファイバーなどの標準ナノ材料の創製、ナノ材料の計測方法の標準化、生体影響評価、および環境モニタリングの研究を担当する。EU側のMARINA(Managing Risks of Nanomaterials)プロジェクトは、標準ナノ物質(対照ナノ物質)、ナノ物質の評価手法の標準化、毒性評価、モニタリングシステム、環境暴露評価、人体や環境へのリスク評価、偶発的事象におけるナノ物質リスク管理、リスク削減戦略などの研究について担当する。両研究チームが相互補完的に取り組むことによって、工業用ナノマテリアルの潜在的リスクを管理するために有用な情報を収集し、一般への普及に貢献すると同時に、リスク管理のための知的基盤を強化し、ひいては、ナノマテリアル関連産業の健全な発展に寄与することを目指す。
|
研究領域 | 環境 |