吸収性エアロゾル(EC)と散乱性エアロゾル(OC、金属成分、イオン成分)の分布と化学成分の変化による影響の解明
研究代表者 |
畠山 史郎 東京農工大学, 大学院農学研究院, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2014
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概要 | 本研究交流は、黒色炭素のような「太陽光を吸収し温暖化に寄与するエアロゾル」と、そのほかの「光散乱性で寒冷化に寄与するエアロゾル」の化学成分を測定し、エアロゾルが長距離輸送されるなかでの化学的変質のプロセス解明を目的とする。具体的には、光吸収性および散乱性のエアロゾルの濃度、化学組成などについて、日本側はエアロゾルの受容地域における地上観測と衛星観測を担当し、中国側は発生源地域におけるエアロゾルの地上観測とモデルによる解析を担当する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、エアロゾルが長距離輸送で気候変動に与える影響が解明されることが期待される。
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研究領域 | 気候変動 |