インドネシアにおける統合バイオリファイナリーシステムの開発
体系的番号 |
JPMJSA1205 |
DOI |
https://doi.org/10.52926/JPMJSA1205 |
研究代表者 |
荻野 千秋 神戸大学, 大学院工学研究科, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2017
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概要 | スーパー微生物で燃料と化学品を創り、バイオマスで持続可能な社会構築を目指す! インドネシアは多様なバイオマスと生物資源の宝庫である。本プロジェクトでは、食糧と競合しない、パーム由来の廃棄物バイオマスを原料として、再生可能エネルギーや化学品を生産する。具体的には、代謝経路を人工的に再構築して、バイオマス中に含まれる糖から化合物を高効率に作り出す“ものづくり”工場を模倣した、組換え微生物「細胞工場」を開発し、生産プロセス全体の大幅な省エネルギー化、低コスト化につなげる。 バイオマスの有効活用は世界的な脱化石資源の旗手になる! 石油資源に依存する現状から、バイオマスからバイオベース製品群を生産する「バイオリファイナリー」への大転換が実現すれば、化学産業構造において、パラダイムシフトが成し遂げられる。セルロース系バイオマス利活用の先行実証モデルとしてインドネシアで実践後、タイやマレーシアなどのバイオマス賦活量の多い国々へ展開可能である。
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研究領域 | 生物資源 |