フェリチンとナノインプリントにより実現するDNAシーケンサー
研究代表者 |
山下 一郎 奈良先端科学技術大学院大学, 物質創成科学研究科, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2014
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概要 | 本研究はシーケンサー装置の重要プロセスであるDNA相補結合検出を、電気的手法で読み取るプローブ-DNA固定電極を作製することを目的とする。 具体的には日本側は、球殻状たんぱく質変異体を開発して均一ナノ粒子の合成と個別に1個ずつ配置することを担当し、シンガポール側はナノインプリントによるナノ粒子内包球殻たんぱく質を固定するパターンの大規模作製と電子供与体担持プローブ-DNAの合成を担当し、両者の組み合わせで、電気的検出プローブ-DNAの位置制御高密電極を実現する。 両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、これまでにないナノスケール制御精度のプローブ-DNA電極が実現され、画期的な高精度、低エラーと小型化が実現でき、将来必須となる制御されたDNAアレイ技術の基礎となることが期待される。
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研究領域 | バイオエレクトロニクス |