湖沼の溶存有機物がたどる運命:特に、有機物負荷・汚染について
研究代表者 |
中野 伸一 京都大学, 生態学研究センター, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2015
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概要 | 本研究交流は、日本の琵琶湖と中国の太湖を比較検討することにより、湖水中でコロイド粒子や水に溶解した形で存在する有機物質(溶存有機物)の水質汚染への影響を解明することを目指す。具体的には、溶存有機物濃度や組成、トリハロメタン関連物質、植物プランクトンや細菌などの遺伝子型などの化学・生物学的測定項目について、日本側は琵琶湖で採取したサンプルの分析を担当し、中国側は太湖で得られたサンプルの分析を担当する。両国の研究チームが相互補完的に取り組むことで、富栄養湖沼における有機汚染物質の循環状況や化学組成の変遷状況が解明され、これらを低減させるための効果的対策が提言されることが期待される。
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研究領域 | 水質汚染対策技術 |