無細胞蛋白質合成系を用いた新規ポジトロン標識蛋白質の開発と応用:[F-18]IL-8を例に
研究責任者 |
谷内 一彦 東北大学, 大学院医学系研究科・機能薬理学分野, 教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | これまでの研究で11C標識メチオニンと無細胞蛋白質合成試薬を用いて標識蛋白質[11C]Interleukin-8 (IL-8) の合成に成功している。本研究では11C(20分)よりも半減期が長い18F(110分)を用いた標識蛋白質合成と評価を行った。高比放射能18F 標識アミノ酸を合成し、無細胞蛋白質合成系で18F 標識蛋白質を合成した。その結果、放射化学純度が90%を超える[18F]IL-8を合成することができ、またこの蛋白質が従来の性質を維持していることも確認できた。本研究を更に進めることにより、より簡便なPETイメージング用のプローブ開発につながると考えられる。
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