研究責任者 |
酒井 正博 宮崎大学, 農学部 応用生物科学科, 教授
|
研究期間 (年度) |
2012 – 2013
|
概要 | 三陸産のホタテ貝およびアワビから煮汁を作成し、これをトラフグの頭腎細胞に添加させ、マルチプレックスPCR法を用いて、13種類のサイトカイン遺伝子の発現について経時的に測定を行った。その結果、ホタテ貝においては、炎症性のサイトカインであるインターロイキン(IL)-1β、IL-6や腫瘍壊死因子(TNF)-α、抗ウイルス性を示すタイプ1インターフェロン(IFN)の上昇が確認された。一方、アワビにおいてもIL-1β、IL-6およびIL-18の発現の上昇が確認された。従って、今回用いたホタテ貝とアワビの煮汁には、魚類の免疫系を活性化する成分が含まれていることが示唆された。
|