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地熱や廃熱による硫黄サイクルを通じたバイオマスからの水素製造技術の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 渡邉 則昭  東北大学, 大学院環境科学研究科 環境科学専攻, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本技術は,➀地熱地帯または石油精製で生じる硫化水素を溶解させた水を,地熱または廃熱を利用して加熱し,硫化水素で水を還元し水素を製造する工程と,➁消費(酸化)された硫化水素をバイオマス(グルコース等)で再生(還元)する工程を組み合わせた,新技術である。本研究開発期間では,急速昇温・冷却機能付き反応容器を新たに開発し,pH9~13および230~330°Cの条件下で水素生成実験を行い,水素生成反応における温度とpHの影響を解明した。さらに速度論的数理モデルシミュレータを構築し,硫黄の酸化還元サイクルに適した反応応条件がpH11で320 °Cあるいは330 °C,もしくはpH 13で300 °Cであること,特に反応速度が大きなpH11で330 °Cが最適であることを明らかにした。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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