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薬剤徐放能付与によるがん治療用セラミック微小球の高機能化

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 宮崎 敏樹  九州工業大学, 大学院・生命体工学研究科 生体機能専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では,温熱治療によりがんを治療できる強磁性セラミックス球状粒子に薬剤徐放能力を付与し,治療用担体としての高機能化を図るものである。エマルションを用いた液相プロセスにより,温熱治療しながら腫瘍付近の血管を塞栓してがんを治療できる適切なサイズの微小球が作製できた。同微小球に減圧条件下で薬剤を導入しておけば,薬剤濃度に応じて放出量を100〜700ng/mLの範囲で制御できることが明らかになった。これは薬剤徐放能を有する有機あるいは無機系微粒子と同等の値であった。以上の結果から,温熱治療効果,塞栓効果,薬剤徐放効果の3つを併せ示す,高機能ながん治療用材料が得られることが分かった。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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