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DNA修復の電気化学検出を利用する遺伝子の放射線変異センシング

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 中野 幸二  九州大学, 大学院工学研究院応用化学部門, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要デオキシリボヌクレオシド3 リン酸のリン酸部位を延長するかたちでフェロセンが結合した新規な核酸合成反応用基質のいくつかを合成した。それの電気化学反応特性を調べた結果、フェロセン由来の酸化還元反応を示すことを確認した。合成したグアニン結合基質について、代表的なガン遺伝子であるK-ras DNA(コドン9-12)をモデルにしてターミナルトランスフェラーゼを作用させたところ、高速液体クロマトグラフィー分析においてDNA 鎖伸長成分を検出した。したがって今回得られたフェロセン修飾化合物を基質にして酵素反応が進行すると結論づけた。研究計画に掲げた分岐DNA 二重らせんのデンドリマー生成についても、期待した通りの成果を挙げることができた。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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