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セルローステンプレートを用いた金属ナノワイヤー配線技術

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 横田 慎吾  九州大学, 大学院農学研究院 環境農学部門, 助教
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要本研究では、セルロース分子鎖が高度に配向したネマチックオーダーセルロース(NOC)を基材として、配向した分子鎖に沿って金属ナノワイヤーを並べる新技術の開発を目指した。NOC表面のセルロース水酸基に対して、ブロモエステル化-チオアセテート化の二段階反応によって、位置選択的にチオール基が導入されたことが示された。その後、チオール化NOCを浸漬した系内で金属(Au, Ag)ナノ粒子の合成・固定化を試みたが、金属ナノ粒子の固定化は観察されなかった。そこで、あらかじめ調製されたAgナノ粒子の分散水にチオール化NOC浸漬したところ、基材表面へAgナノ粒子の吸着が観察されたが、NOCの配向に沿ったナノ粒子の吸着は観察されなかった。今後、表面改質・ナノ粒子合成法について精査する必要がある。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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