研究責任者 |
市村 年昭 産業技術総合研究所, バイオメディカル研究部門, 主任研究員
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | 東北地方産海藻、特に未利用、低利用の海藻を材料として新規機能性食品素材を生産する技術の開発を目指して、アナアオサ、アカモク、ワカメ加工残渣からの酵素処理法による血圧降下作用成分の生産方法について検討した。その結果いずれの材料からも血圧降下作用成分を生産することが可能であった。これらは動物実験で明瞭な血圧降下作用を確認できたことから、機能性食品等として開発できる可能性が高く、企業化に向けて研究を継続する。同時に広範な未利用、低利用の海藻から同様の手法により簡便な製造工程で有用な成分を産生し得る可能性が示された。
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