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海産廃棄物由来細胞外マトリックスを用いた高機能性培養基材の開発

研究課題

産学が連携した研究開発成果の展開 復興促進プログラム A-STEP 探索タイプ

研究責任者 櫻井 敏彦  鳥取大学, 大学院工学研究科 化学・生物応用工学専攻, 准教授
研究期間 (年度) 2012 – 2013
概要再生医療における細胞の分化誘導を向上・制御する新規培養基材の開発を目的として,非変成アテロコラーゲンを基体とし,コンドロイチン硫酸プロテオグリカンとの複合化による3次元培養基材(スキャフォールド)を作製した。このスキャフォールドは,細胞内構造を高度に模倣した3次元線維ネットワーク構造を形成したが,機械的強度が極めて低く,このため有機化学的手法により構造を固定した。作成方法により,キセロゲル状,水和ゲル状の3次元構造を構築できることを特徴とし,細胞がスキャフォールド内部に拡散して侵入し,このネットワーク構造に接着,伸長することが示された。今後,再生医療における幹細胞の分化基材としての応用が期待される。

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JSTプロジェクトデータベース掲載開始日: 2015-09-30   JSTプロジェクトデータベース最終更新日: 2025-03-26  

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