震災の津波によって堆積した高有機汚泥(ガレキ汚泥)の建設材料への再生
研究責任者 |
日比野 忠史 広島大学, 大学院工学研究院 社会環境空間部門, 准教授
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研究期間 (年度) |
2012 – 2013
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概要 | ガレキ汚泥の性状に関わらず、土壌造物として使用できるレベル(第2種改良土、コーン指数800kN/m2以上)に改質できた。改良した材料は処理後も繰り返し使え、長期保管できる建設材料に再生することができる。ガレキ泥の利用に関して被災地において最も重要であったのはガレキ泥に含まれる不安定な有機物の分解によるガス発生(減量)であることが明らかとなり、本技術により減量問題は解決できた。 本成果は国土交通省が施工した海岸堤防に利用された。海岸堤防の盛土材料には震災ガレキを活用しており、ガレキに含まれる有機物の対策として本技術が使用された。
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