概要 | 震災時において,多くの人が体育館などに避難している.しかし,寝たきりの高齢者などは,震災以前に使用していた寝具を使用することが難しくなり,結果として,睡眠障害などが生じている.そこで,避難先で使用可能な高機能マットを開発する.これを実現する為に,スポンジと布で構成された負圧タンクを開発した.そして,このタンクは日本人の平均睡眠時間内でのマットの減圧が可能であることが明らかとなった.そして,接触圧の測定実験を通し,開発したマットを使用と既存の防災マットの体圧分散効果を検証した結果,開発したマットの方が体圧分散効果が高いことが明らかとなった.さらに今後の展望として,仙骨部のマットの細分化や圧力変化の方法について検証する.
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