概要 | 人工血液透析を行うために,慢性腎不全患者は透析内シャントを作成する.本研究ではシャント付近の血管狭窄をシャントから発生する血流音(シャント音)によって検出する非侵襲システムの開発を目指す.これまでに多チャンネルセンサによるシャント音採取システムを構築したが,本助成によりさらにセンサ間のピッチを狭めた狭窄検出率を向上させるセンサへと改良した。また,センサ装着のためのカフ圧の最適化を行いS/N比の向上を果たした.さらに,ユーザビリティの高い採音ソフトウェアへの改良を行った。今後,更に被験者による評価を遂行し,実用化を目指す.
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